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勝川さん、本人が食べたくないからって鯨肉の消費傾向まで裏付けなく結論付けては問題なのでは?

 ITQという新しい漁業管理法について大変参考になった勝川氏のサイトで捕鯨をテーマにした記事が書かれていた。といっても勝川氏はどうも捕鯨についてはあまり専門的な知識がないのか、自分の体験から勝手に今後の捕鯨について結論付けている節が決行見られます。かといって、参考になる内容もあるのでこれはまた、鯨論、闘論にでも、投稿してみるとしましょう。まずは、これ

http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/blog/study/0475/

今現在、高い金を出して鯨肉をありがたがって食っているのは、中高年のノスタルジーであろう。
値段の価値があるかというと、正直微妙というか価値は無いと思う。料理の盛り合わせに1品入ってくるようなクジラ肉が美味しかった試しがない。俺がまた行きたいと思ったのは、札幌の「おばんざい くじら亭」ぐらいだろうか。今のままでは、鯨食の裾野は広がっていかずに、じり貧だろう。鯨肉にノスタルジーを感じる世代がいなくなれば、それで終わりである。これでは文化とは呼べないだろう。日常的に食べてこそ文化であり、調査捕鯨では鯨食文化は守れない。逆に日本人が日常的に食べれるほど獲ったら、どう見ても調査ではないだろう。
どうも、学校給食に鯨肉を出すようになった学校が3500校にまで増えたという事実をしらないようですな。唯、地方によっては鯨肉の消費量も違うので入荷する鯨肉も良質なものではない場合が地方によっては決行多かったりします。勝川さんがもし、「日常的に食べてこそ文化」だとおっしゃるならば日常的に食べない「ハレの日」の食事もやめるべきだというのでしょうかね?おせち料理やお雑煮とか。黒豆も食べるのは正月のときくらいですしね。餅もおなじです。ちなみに鯨肉は地方によってはあまり食べないところもあり、これは地方によって売られる魚が違ってくる水産物の特徴を良く表しています。関西ではベラが良く売られているが関東ではない。ハモやフグなんかでも同じですし、下関ではイクラが市場に行ってもめったに見かけなかったりします。数の子は時期が来れば普通に売っていますが。

さて、勝川氏はもう一つ大きな誤解をしています

http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/blog/2008/01/post_274.html

明治以前は殆どの日本人はクジラを口にしていなかった。日本人の多くがクジラを口にしたのは食糧難の時代であり、文化というよりは栄養的なものが背景にあった。自分自身が給食でクジラ肉を食べるときにも、その他の肉と同様にその生産過程には無関心であった。現在は、クジラが希少価値ゆえに有り難がられているだけで、スーパーに普通に並ぶようになったら、他の食材と同じように、ただ、買ってきて食べるだけのものになるだろう。
どうやら江戸時代、都市住民の鯨肉の消費量が現在の人口に換算すると一人当たり7~8倍であったことがわからないようですな。また、江戸時代に「鯨肉調味法」なる鯨肉調理の専門書まで作られたわけですから、ほとんど食べない場合は専門書なんて作られないでしょ。ちなみに鋤焼も畜産物が解禁になるまでは鯨肉が他の獣肉、海産物と共に用いられた板ということです。

このほかにも勝川氏はIWCを脱退したほうがよく、沿岸捕鯨だけで細々とやっていくのが一番といっていますが、

http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/blog/2007/11/post_235.html

IWCを一時的に脱退して沿岸捕鯨で一定量を国内供給するのが良いだろう。
国連海洋法によって他国の海域を回遊するミンククジラは取れませんし、結局沿岸の小型鯨類しか捕獲できず、結果として現在消費している鯨肉の消費量をまかなうことができません。南氷洋、北西太平洋における鯨類の科学的調査が停滞し、科学の発展に取り返しのつかない障害が発生してしまいます。インド洋の鯨類調査が全くといっていいほど進んでいないのがいい例です。IWC脱退ですが、すでにIWCに変わる鯨類国際管理機関の発足も提案され、同調する人も続出しています。

http://www.e-kujira.or.jp/geiron/morishita/1/#c43

今年の IWC サンチャゴ会議では,鯨類の持続的利用を支持する様々な国の専門家が集まって考えた新たな国際機関のアイディアについて意見交換を行うイベントが IWC の場外で行われました。このイベントは,豪州人で元ワシントン条約(CITES)動物委員会議長のジェンキンス氏が議長を務め,プレスにも公開されました。新たな国際機関の目的や基本的な仕組みについての文書も作られ配布されています。
 専門家たちの立場は,現在 IWC がその危機を救うために行っている正常化の作業は支持しながら,それが失敗した場合には新たな国際機関をすぐに設置できるように検討を進めるというもので,“セーフティーネット”構想と呼ばれています。これが必要となるか,成功するかは今の段階では分かりませんが,この構想では,鯨類の利用と保護の双方のバランスを達成することを基本的考え方としています。来年(2009年)の IWC マデイラ会議までには,さらに詳細な“セーフティネット”構想の内容が出てくるはずです。
よって勝川氏の捕鯨に関する意見は勉強不足ともとれる内容が数多く見受けられますが、一点だけ気になる意見がありましたので、紹介しておきます。

http://kaiseki.ori.u-tokyo.ac.jp/~katukawa/blog/2007/11/post_234.html

(商業捕鯨を再開し、鯨肉の輸入も解禁になれば)新しい食の選択肢がぐっと増えて、俺のような貧乏人の食生活が少し豊かになるだろう。その代わり、べらぼうな値段を付けている日本の調査捕鯨の副産物は不良在庫となり、調査捕鯨は資金的に成り立たなくなるだろう
これは私も以前から気になっていましたが、どうなのでしょうかね?鯨論闘論の質問箱にでも投稿してみようかな?

追記、「鯨調味方」の内容を紹介するHPと原文すべてを紹介するHPが見つかりました。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/kuziran/geinikutyoumikata.htm
http://record.museum.kyushu-u.ac.jp/ikiisana/page.html?style=a&part=1&no=1

次回はこのHPを使って反捕鯨の金字塔である、

カメクジラネコさんのサイト、「クジラを食べたかったネコ」
http://chikyu-to-umi.com/kkneko/index.htm

について書いてみようかと思います。

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Comments

http://kkneko.sblo.jp/article/22650065.html
トラックバックは送るんですか?反論意見コメントしたら削除されちゃうみたいですけど。

Posted by: ちゃんちゃんこ | March 19, 2009 at 12:23 AM

>トラックバックは送るんですか?反論意見コメントしたら削除されちゃうみたいですけど。

更新を怠っていたら相手からトラックバックをいただいたのでさっそくトラックバックを送ってみようかと思います。

Posted by: 水産大国 | April 19, 2009 at 04:54 PM

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